【水口緒美】LIVE演カウンター鈴木優美⑤
※このBLOGは俳優 水口緒美が「LIVE演カウンター」に向けて「鈴木優美」を役作りしていく物語。そのため水口緒美本人とは異なります。
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【これまでの鈴木優美ものがたり】
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興味本位で申し込んだ本気恋活パーティー。
田舎暮らしの両親との同居話から逃れる理由づけが至急必要な私にとって、今となってはこのパーティーが最後の砦。
かと言って彼氏いない歴30年の私にとって、恋愛においての「成約」というイメージは付きづらい。
イメージが可能な大学受験に仮定した場合、相手(志望校)の合格審査を通過しなければならないことは確か。要は相手は面接官。
…1分自己紹介ゲーム、どこがゲーム?
…恋活パーティー、どこがパーティー?
1分という限られた時間内の中で、各男性のランキング15人外にならないようにするなんて、ゲームやパーティーなんて浮かれたものじゃない。
気楽そうなワードに騙されるところだった。
少女漫画がいかに夢物語か思い知らされた。
そして私もランキング指名できるのは15名まで。
出願率の高い人気男性は選びたい放題なわけで、彼氏いない歴30年の私なんて選ぶわけない。
ただし、こちらも現状維持のため「東京から離れられない理由」となる条件は譲れない。
つまり「東京から離れられない理由となり、他女性からの出願率が低そうな男性」との成約を目指し、1分自己紹介でいかに無駄なく自分PRできるか。
恋活への志望動機。
自分の長所短所。強み弱み。
通過後の展望。
田舎暮らしの両親との同居話から逃れるためには、薬科大学受験時のように浪人している時間はない。
鈴木優美、30歳。
恋活受験まで、あと1週間。